こんにちは、月居さつきです。
クリマvol.49が終わりましたね。わたしは忙しくて出展はおろか来場もしませんでしたが、楽しんできた人も多いのではないでしょうか?
さて、次回のクリマvol.50ですが、できれば出展したいと思っています。一日にするか両日にするかは迷っていますが、そのためにもまずは初出展したクリマvol.48をまとめていきたいと思います。参考になるかわかりませんがよろしくお願いします。
【2024年2月17日更新】
クリマvol.50より、出展申し込みの方法に変更があったため追記しました。
目次
クリエーターズマーケットについて
名古屋で毎年2回行われている、プロアマ問わずにたくさんの作家・クリエーターが出展・販売をしているイベントです。
オリジナル作品のみが出展可能で、個性豊かな作品と出会う事ができます。
気になる売り上げ報告
商品(種類) | 販売価格 | 売上数(売上額) |
---|---|---|
ポストカード(6種) | 150円 | 12点(1,800円) |
マスキングテープ(4種) | 600円 | 8点(4,800円) |
メモ帳(2種) | 400円 | 4点(1,600円) |
フレークシール(1種) | 450円 | 1点(450円) |
ステッカー(1種) | 500円 | 0点(0円) |
絵本(1種) | 1,500 | 0点(0円) |
合計:8,650円 |
今回の出展料は8,500円(ミニブース・一日のみ)だったので、ありがたいことにブース代は賄うことができました。
新規商品は?
今回、新しく作った物は以下の3種。
- ポストカード6種
- マスキングテープ3種
- ステッカー
ポストカードは短いお話を付けてみました。
web絵本としてそのうちサイトにも上げたいと思います。
マスキングテープは、実は3種類とも同じポーズになっており、色と模様が違う作品になっています。色をテーマにしたマスキングテープが欲しくて作ってみました。
前回のイベントでは動かなかったマステですが、種類が増えたことにより選択の余地が生まれたおかげか好調でした。
ステッカーはプレゼント用に以前作ったものですが、せっかくなのでラインナップに入れてみました。
実はフレークシールも少しだけ変えていて、水彩風の色塗りになっています。
出展準備は早め早めに
そもそもイベント出展ってどうするの?という方に簡単に流れを説明すると、申し込み→出展料の支払い→作品などの制作など→出展当日といった感じになります。
申し込みはWebの専用フォームから行います。募集開始日はサイトを見るなりSNSで情報を集めましょう。次の開催予定日や募集開始予定日は、前回のクリマが終わったらすぐに出ます。ちなみに次回のクリマvol.50は6月22・23日開催、2月22日募集開始予定になっています。(2024年2月17日:今までと申し込みの流れが変更になりました。詳しくは追記へ。)
なお、クリマには審査があり、画像が3枚必要になります。審査が通った場合、この3枚は出展者一覧に掲載されることになります。
私の場合はイラストとイラストを使った雑貨を出すので、一枚目はロゴ入りのイラスト、2枚目がマスキングテープ、3枚目は絵本の表紙にしました。
出展審査が通りましたら、届いた振込先に出展料の支払いをして出展確定となります。
机など備品の発注はどうするの?
出展を申し込む際に、机など備品もいっしょに発注することができます。(※2024年2月17日:発注は審査通過後に変更になりました。詳しくは追記へ。)ブースのサイズによっては入らないサイズのテーブルなどもありますので、注意しないといけません。
ライトなどを使いたい方は電源発注も忘れずに!
私は会議テーブルの小さいものとパイプ椅子のみ発注しました。
※2024年2月17日追記
クリマvol.50より、申し込みシステムの変更によって出展申し込みの前に会員登録が必要となりました。
会員登録→出展申し込み→審査→レンタル備品申し込みという流れになるようですね。
出展のお申し込みは変わらず2月22日(木)からですが、事前会員登録は始まっていますので、申し込み予定の方はお早めに!
※会員登録=申し込みの確約ではないそうです。詳しくはクリエーターズマーケット公式サイトをご確認ください。
ブースデザインをどうする?
2019年のデザフェスではワイヤーネットを使いました。しかし、品数が少ないことも相まって、隙間がたくさんある、安っぽい印象になってしまいました。
他のブースも見て思いましたが、ワイヤーネットを使う場合はたっぷり物が並んでいる方が良さそうです。
とはいえ、当日は一人で設営から撤収をするので、できるだけ軽くて簡単なものがいい。ということで、今回はコルクボードを使ってみることにしました。
2枚のコルクボードを蝶番で繋げただけの簡単DIYですが、思った通り自立したのでよかったです。
実際に使ってみたところ、これはこれで問題があることはわかりました。
プッシュピンで止められる飾り棚を取り付けて、その上にポストカードやメモ帳を立てかけるように並べていましたが、軽いポストカードが落ちることが多々ありました。支えとして紐か何かを使えばよかったと思います。
しかしワイヤーネットより世界観と合っているので、上手い使い方を考えていきたいところです。
敷き布問題
迷ったのですが、せっかくということで防炎布の印刷ができるところに発注をしました。
利用させてもらったのはのぼり旗工房さんです。
防炎カーテンはまだ使えると思いましたが、二人がかりでセットしたのを思い出し、あの重い布を一人で綺麗に敷けるのか?と疑問に思ったからです。
今後もこういったイベントに出展する時は一番小さいブースで、横幅の小さい会議机を使うだろう、という予想のもと、サイズぴったしに制作。実際敷きやすかったです。
また、専用の留め具も一緒に購入しました。ズレることもなく、そのうち一つには小さなゴミ袋を引っ掛けて使うことで、狭いスペースの有効活用もできました。
イメージカラーと言える緑に、ぴよこさんのイラストの敷き布はつきおりだにらしいものに仕上がったと思います。想像以上に綺麗な色で作ってくれたのぼり旗工房さんには感謝しかありません。
搬入の準備
車などを使って自力で搬入する方法のほか、指定日までに宅配で送る方法があります。
私は宅配を選択しました。
どこに送るか、いつまでに送るのかは出店者向けの案内冊子に載っていますが、手続きは全て出店者側で行います。おかげで少しバタバタしてしまいました。デザフェスでは、ここから申し込んでください、という案内があった記憶がありますので違いを感じました。
情報発信などのちょっとした準備も忘れずに
出展が決まったら、SNSなどで情報の発信も忘れずにやったほうがいいです。
わたしは正直、精神的にいっぱいいっぱいになるとそういったものが止まってしまうので、これは今後の課題だと思っています。
また、今回は名刺の他にショップカードも用意して、それにブース番号を入れるようにしました。ブース番号は印刷ではなく、スタンプで入れるようにしたので、今後も使っていけるようになってます。
他のイベントの出展者さんがやっていたことですが、来場者側で参加したときに「あの気になったブースどこだっけ?」が減ったので、他の参加者にもぜひやって欲しいです。
出展当日はとにかく楽しもう
今回は余裕を持って動くことを考え、二泊三日のスケジュールで名古屋にいくことにしました。前日の夕方前には着いていましたので、おかげで落ち着いて行動ができたと思います。
ちなみに、行きは新幹線を使わずに、普通列車を乗り継いで行きましたがなかなか面白かったです。次に出る時も公共交通機関を使うなら似た経路にすると思います。
わたしが思う搬入・設営の注意点
搬入〜設営は開場までに終えなければなりません。搬入口やブースの場所、時間は前日までに何度も確認しておくと良いです。どれくらい設営に時間がかかるか考え、場合によっては家で試しておくといいと思います。わたしは3時間くらいを目安にしました。
場合によっては大荷物を持って公共交通機関を使うこともあると思うので、周りに迷惑をかけないように注意を。わたしは今回、什器も商品もほぼ全て郵送済みということもあり、ホテルから大荷物を持って移動することはありませんでした。
設営時に気をつけることは、ブース外への動線の確保です。はみ出しはもちろんですが、出入りの際には自分のブースを通るようにしないと迷惑になります。ブースデザインをするときに考えたほうがいいです。
ブースを通り過ぎる人を引き留めよう
会場したら、はじめは人気だったり有名だったり、来場者それぞれのお目当てのブースに人が行くので、しばらくはあまり人は来ません。自分のブースをさっさと通り過ぎていく人はそういう目的がある人たちなので、捕まえるのは難しいです。
そこで今回、わたしが意識したのは目的のブースに行き終わった人、つまり、ブースを流し見している人に挨拶することです。
ウインドウショッピングをしたことがある人は多いと思いますが、こういったイベントでも多くの人が歩きながらブースを見ています。しかも、ブースの配置はジャンル分けがされているため、そこにいるのは自分が出展しているジャンルに興味がある人の可能性が高いです。
せっかくそんな人たちが近くを通るのですから、呼び込みまでは行かなくても、声かけはしていくほうがいいと思います。とはいえ、積極的な接客は引いてしまう人も多いと思います。わたし自身、服屋さんで店員さんが来ると焦るタイプです。
そこで、軽く「こんにちは」と声をかけ、近くまで来てくれた人には「ぜひ手に取って見てください」だとか、名刺やショップカードを「よろしければどうぞ」と勧めてみるようにしました。
これが結構な効果があり、見てくれる人、手に取ってくれる人が増えました。かわいいー!という声を聞けたのはとても嬉しかったです。こういったコミュニケーションを取るのもイベントの醍醐味なので、頑張っていきたいところです。
立つ鳥跡を濁さず。撤収時はきれいに!
撤収時にはブースを借りたときと同じ状態に戻さないといけません。つまり、今回のわたしの場合は机と椅子だけ残っている状態にする必要があります。
ちなみに、撤収開始時間は決まっていて、その前から撤収作業をするのは禁止となっています。もしかしたら最後の最後に見にきてくれる人、買ってくれる人が現れるかもしれないので、来ないから、人がいないからと先に始めるのはやめましょう。
時間になったら、搬出準備をしつつ、周りにゴミが落ちてないかを確認していきます。素早い撤収のためにも、どう詰めるか、どう運ぶかを考えておいた方がいいです。
ゴミは持ち帰りなので、ゴミ袋を用意しましょう。たくさんのゴミが出るわけではないので、大きな袋である必要はありません。出展内容によりますが、ブースの大きさや人数、テープなど切れ端やクズが出やすい物をどれだけ使うかによって袋の大きさや数を変えるといいと思います。
搬出は自力で行う人は自力で持ち帰りになりますが、わたしは搬入と同じく宅配を頼みました。搬入時に荷物を受け取った配送カウンターで、家まで送ってもらうように申し込みをし、その場で支払いをします。
重さや大きさはスタッフの方が計ってくれます。購入品なども、ダンボールに入るようならば、ついでに一緒に送ってしまうのもいいかもしれません。
次に向けてどう動く?
ここまで参加したときの動きや感想をまとめてきました。では、次回の出展を目指してやっておきたいことを考えていきます。
今回のイベントから問題点、改良点を洗い出していくと、以下の2つが課題として上がりました。
- 見やすく手に取りやすい什器の準備
- 商品のバリエーションを増やす
では、一つずつ取り上げていきます。
見やすく手に取りやすい什器の準備
今回使ったコルクボードの什器。繋げただけの割には世界観を崩すこともなく、軽くて設営も簡単に行えました。
しかし、準備の項目でも話した通り、飾ってあるものを手に取ろうとするとその揺れで物が落ちやすいという欠点を抱えています。
特に落ちた物はポストカードでした。絵柄を見せるという意味では棚に立てかける展示方法は良かったと思いますが、あくまでも展示用にするか、落ちない工夫が必要だったと思います。
落ちないようにできればこのまま使いたいところですが、わたしに解決できるか不明ですので、什器の購入も視野に入れました。気になる商品も見つけたので、試しに買ってみようと思います。
商品のバリエーションを増やす
2019年のデザフェスと今回のクリマでは明らかに来場者の反応が違いました。
マスキングテープがわかりやすいので実際の結果をお伝えしますと、デザフェスだと1種類、クリマでは4種類のマステを持っていき、売れたのはデザフェスでは2点、対してクリマでは8点となりました。また、一番売れたのはデザフェスでも売っていた「ぴよこさんパレード」です。
わたしの作風や商品がデザフェスよりクリマ向きというのもあるかもしれませんが、一番は商品のバリエーションの違いが原因だと考えています。
例えば、ここにマステが欲しい人が居たとします。1種類のみだと、比較対象は他のブースで売られている物です。そのため、他のブースを見て決めよう、そう思われてしまう可能性が高まります。そして、こういったイベントでは一度離れたブースに戻ってくるのは難しいと言われています。
つまり、自分のところの商品がマステが気になる人がいても、その人が購入前にブースを離れてしまえば、商品を買ってくれる確率はとても低いということになります。
デザフェスとクリマでの反応の違いは、バリエーションを増やしたことで、他のブースに行く前に今いる自分のブースで購入するかどうかを考えてくれる人が増えたことが理由だと思います。
これを踏まえて、メモ帳やポストカードなどもバリエーションを増やしていく予定です。
目標はクリマ両日出展
クリマへの出展は、出展準備から当日まで、自分一人でどう動くか考えることができた良い機会になりました。この経験を活かして、今後の活動に力を入れたいと思います。
とはいえ、今年後半は本業や自動車学校との兼ね合いで思った以上に動くことができませんでした。
来年の目標は息切れしない作家活動とし、少しでも絵を描いたり、ブログを書いたりする時間を作り、体力、気力をつけたいと思います。
そして何より、クリマに両日出展できるだけの活動ができるように努力していくつもりです。
それでは、来年もつきおりだにをよろしくお願いします。